林家正蔵さん、林家たい平さん、毒蝮三太夫さんがアシェット・コレクションズ・ジャパン「昭和落語名演 秘蔵音源CDコレクション」創刊記念記者発表会に出席しました。

毒蝮三太夫さん・林家たい平さん・林家正蔵さん




同商品は、三代目古今亭志ん朝をはじめ、昭和の落語家による至高の話芸を楽しむことができるCD付きマガジンシリーズ。
今回収録される秘蔵音源は志ん朝の現存する最古の音源と言われる1962年のラジオ放送以来、フルサイズでは一切世に出ていない「幻の音源」と言っても過言ではない「真打昇進披露興行」の高座音源などが収録されています。

林家正蔵さん




正蔵さんは“志ん朝師匠がいなければ、落語家になっていはいなかったと思います。父(初代・林家三平)の芸風はあまり好きじゃなかったけど、たまたま志ん朝師匠の高座を深夜の「落語研究会」で見て「かっこいい!落語家ってかっこいいんだ」って思って”と、父親でなく志ん朝きっかけで落語にのめり込んだことを明かしました。
その後「第1回三百人劇場 志ん朝の会」で、たまたま志ん朝師匠と楽屋入り時間が重なった時に“「あら根岸の坊ちゃん(正蔵)見に来たの?席が無い?後ろでパイプ椅子に座ってきな」って言われて…”と、落語家のせがれ同士という事もあり、お年玉をもらったり、ずいぶんかわいがってもらっていた事を、嬉しそうに明かしていました。

林家たい平さん




また、たい平さんは“(学生時代)当時まだ落語ブームが来ていなくて、池袋演芸場では志ん朝師匠が出てるのに、手の届くところに僕の大スター・志ん朝師匠がいるというのが不思議な身近さと喜びを感じました。師匠が出てくると、ものすごく大きな江戸と言う空気をまとって出てきて、高座だけでなく客席までも包むオーラは他の師匠には無いですね”と興奮気味に語りました。

林家たい平さん・林家正蔵さん・毒蝮三太夫さん




毒蝮さんは“積年のライバルで競争相手だったけど、今違った意味で言うと「恋敵」なんですよ、うちのかみさんが今や、志ん朝さんにゾッコンなんですよ”と明かし、コロナ禍にDVDをもらったことがきっかけで“かみさんがハマっちゃって、今や台所にいてもDVDをつけてラジオ代わりに聞いていて、「なんでこんなに良いのか?」と…、もう大谷翔平の次に志ん朝さんなんですけど、今は大谷がまだシーズンが始まってないから、今や大谷よりも志ん朝さんなんですよ”と明かして笑わせました。

【担当:芸能情報ステーション】