東京の都営地下鉄では、全ての駅にホームドアが設置されました。一方、名古屋の地下鉄はというと鶴舞線はまだ一駅もついていません。
駅のホームからの転落を防ぐ「ホームドア」。

東京では20日、都営地下鉄・浅草線「押上駅」での運用が始まりました。これで、都営地下鉄106の駅全てにホームドアが設置されました。
一方、名古屋の地下鉄はというと…
(荒川栞記者)
「鶴舞線の御器所駅です。まだホームドアは設置されていません。道幅が広いところもありますが、黄色い線の内側が1人しか通れない狭い場所もあります」

名古屋市営地下鉄では、2021年3月までに鶴舞線を除く全ての駅にホームドアを設置しましたが、鶴舞線での取り付けはゼロ。御器所駅でも桜通線にはホームドアがついていますが、鶴舞線にはありません。
(利用者)
「普段桜通線しか使わないから、たまに鶴舞線を使うと怖い」
「歩いている子どもが心配。手をつないでいても突然走り出したり、ただでさえどきどきするので、子供が使う駅だけでも早めにやってもらえるといい」

なぜ、鶴舞線にはホームドアが付かないのでしょうか。
(名古屋市交通局 電車部駅務課・早水尚主査)
「ホームドアの設備については、順次進めている。2020年度に名城線・名港線の整備が完了した。鶴舞線の整備については2020年度から実施している」

まだ「準備中」で、今は測量や設計を終え、柵の製造に取りかかっている段階だといいます。














