歌舞伎俳優の松本幸四郎さん、中村雀右衛門さん、中村鴈治郎さんが第三十七回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」制作発表記者会見に登壇しました。

第三十七回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」制作発表記者会見




「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、新型コロナの影響で5年ぶりに開催。中止になった2020年の公演について幸四郎さんは、“忘れもしません。会見をして、こんぴらは大丈夫だろうと言っていたら中止になってしまった。今回、復活していただいて、本当にありがたく思っています。やっと初めて「皆さん、旅をしましょう。春の琴平町に旅に来ませんか」ということを大きな声で言いたい。また、言える時が来た” と挨拶をしました。

中村雀右衛門さん




また、雀右衛門さんは、“花道の上を一人で宙乗りするのは、今回が初めて。宙乗りというと、大変ではないのかなと思うのですけど、割と高いところも嫌いじゃないので、できるだけ上で暴れてお客様に楽しんでいただければ” と意気込みを語りました。

中村鴈治郎さん




そして、「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の出演が8年ぶりとなる鴈治郎さんは、“この琴平で歌舞伎ができるということは、世の中がやっと正常に戻ってきているんだなぁと感じる公演だと思っています。客席がひしめき合って、肩を寄せ合って観れる状況で歌舞伎が楽しめる。そういう状況が舞台からも見られることを大変うれしく思っています” と話しました。

第三十七回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」制作発表記者会見




本公演で共演する長男・市川染五郎さんの成長ぶりを問われた幸四郎さんは、“よくイケメン、美少年といわれているけど、僕も言われていたなって” とにっこり。
そして、“大きなスタート。いろいろなことが初めてばかりで、できないことをできるようにやるというばかりなので、たくさん舞台に立って、たくさん吸収してほしい” と話しました。

【担当:芸能情報ステーション】