■MLBキャンプ(日本時間20日、フロリダ州フォートマイヤーズ)
レッドソックスの吉田正尚(30)は日本時間20日、米フロリダ州フォートマイヤーズでキャンプ初日を迎えた。取材に応じたA.コーラ監督(48)は吉田の起用法について「彼はDHとして多くの打席に立つことになると思うが、外野手としてもプレーするだろう」とDH と外野手の併用に言及。一方、吉田は「任されたポジションでいいパフォーマンスをできるように心がけて準備したい」とメジャー2年目のシーズンについて意気込んだ。
吉田は22年シーズン終了後にポスティングシステムを利用し、レッドソックスへ入団。メジャー1年目を振り返り「一年間本当に充実した。1年で本当にいろんなたくさんの経験ができた。でもシーズンの前に目標にしていたチームのワールドシリーズがクリアできなかった。チームを優勝ってところには貢献できなかった。今年は集中して臨むシーズンですので少しでも勝ちに貢献したい」と語った。
吉田は昨シーズン、レフトのポジションで87試合起用され打率.289、72打点、15本塁打の成績。DHでは46試合に出場した。今シーズンはDHでの起用の増加を明言されているが、守備面については「球場の作りっていうところは、日本と本当に違うなっていう感じはあった。その中でも準備するところは試合前に準備して、このキャンプでもしっかり1歩目のスタートだったり、反復練習も繰り返しながら、スキルアップできるところはどんどんレベルアップしたいと思う」とどんな起用にも応える姿勢を見せた。
オリックス時代にチームメートだった山本由伸(25)について聞かれると「日本でも1月の練習でしか会ったことがないので、またアメリカで戦えるというのは楽しみです」と元同僚対決を心待ちにした。
この日、吉田はバッティングケージでの練習をメインにランニングなどで汗を流した。自身のコンディションも「順調にきている」と話す。今シーズンの抱負を聞かれると「もう本当に怪我なく一年間しっかり戦い抜くっていうところ。去年の試合数(140試合)よりももちろん多く出場して、多く出場するってことは、やっぱりチームに貢献していかないといけないと思う。向上心を持ちながらはいやりたい」と語った。














