
午後からはロッテを迎えての練習試合。沖縄キャンプ初の週末で詰めかけたファンを沸かせたのは、侍ジャパンメンバーをずらりとそろえたカープのクリーンナップでした。


1回ウラ、2アウトから3番・小園海斗 が、ヒットで出塁すると、外野のスタメン争いをリードする4番・田村俊介 。対外試合、最初のスイングでした。最年少で侍ジャパンに選ばれた若鯉の一打は、チーム1号となるツーランホームラン。長打が期待される場面で強烈なアピールに成功します

広島カープ 田村俊介 選手
「しっかりとしたスイングの中でホームランが出たのでいいスタートというかが切れたかなと思います」
― 打った手応えは?
「いい感じに当たってくれたので、そうですね、結果的にホームランになったのでよかったかなと思います」

外野手争いに食らいつきたい 中村奨成 も持ち味を発揮します。第1打席では、あと一歩でホームランのレフトへの大飛球から守備のすきをつき、好走塁で3塁を陥れます。

さらに1・3塁の場面でファーストランナー・久保修 の盗塁の間に、中村奨成はホームを狙い、1点をもぎ取ります。

第2打席では、追い込まれながらもセンターにはじき返し、2打席連続安打を記録。不退転の思いで外野手登録に変わった男が、逆転でのレギュラーを狙います。