不正アクセスなどインターネットを利用した犯罪が増加傾向にあるなか、県内企業や自治体職員などを対象に、県警による「サイバーセキュリティセミナー」が開かれました。
県警察本部 松堂徳彦サイバー犯罪対策課長
「インターネットを通じた犯罪。これが高度・巧妙化して、時間場所を問わず発生していることで、日々セキュリティに対する脅威が高まっている」

このセミナーは県警が毎年開いているもので、県内企業の情報セキュリティ担当者や自治体の職員ら30人あまりが参加しました。
県内では去年、企業などのサーバーに対し大量のデータを送りつけることでシステムをダウンさせる「DDos攻撃」が確認されるなど、サイバー犯罪による被害が相次いでいます。

こうした被害を防ぐために県警の担当者は、ソフトウェアを常に更新することや、最新のセキュリティソフトを使用するなどの対策を講じるよう呼びかけました。
県内でのサイバー犯罪検挙件数は、おととし過去最多の308件にのぼるなど、年々被害が拡大しています。