2017年に人間国宝に認定された組踊の太鼓演奏者・比嘉聰さんの功績をたたえる、顕彰公演が浦添市で開かれました。
この顕彰公演「光源の響き」は、2017年「組踊音楽太鼓」で国の重要無形文化財保持者、いわゆる人間国宝に認定された比嘉聰さんの功績をたたえようと、沖縄タイムス社が創刊75周年企画の一環として開いたものです。

1952年、旧久志村、現在の名護市で生まれた比嘉さんは琉球大学に入学後、郷土芸能研究クラブに所属し三線と太鼓を始めました。
そして二十歳から、後に人間国宝となる島袋光史さんのもとで組踊の太鼓演奏の修行を積んだほか、県立芸術大学の教授として後進の育成にも尽力してきました。

会場に響き渡る比嘉さんの太鼓の音色が、訪れた人の耳を惹きつけていました。