山口県を含む九州北部地方で19日、春一番が吹きました。
福岡管区気象台は19日午後4時すぎ、山口県を含む九州北部地方で、春の訪れを告げる風「春一番」が吹いたと発表しました。
春一番は立春から春分までの間に初めて吹く“暖かく強い南よりの風”のことで、吹いた後は気温が高くなる傾向があります。
春一番は去年も2月19日に吹いています。
長崎市では、19日午後0時17分、南南西の風で最大瞬間風速20.3メートルを観測し、最高気温は午後0時20分に19.5度まであがっています。

また、気象庁によりますと、19日午前11時20分、長崎県雲仙市の雲仙岳で23.4メートル、午前10時38分、大村市で22.6メートルの最大瞬間風速を観測しています。
これに伴って各地で気温があがり、長崎県内の8つの観測地点で今年最高となっています。このうち五島市上大津では、午後2時12分に5月上旬並みとなる21.2度を観測しました。2月の観測史上最高です。