今シーズンのサッカー明治安田Jリーグの開幕を前に、J2のいわきFCとJ3の福島ユナイテッドFCの福島ダービーが18日、行われました。試合は、互いに一歩も譲らない、白熱した試合展開となりました。

高橋広季アナウンサー「晴天に恵まれたJヴィレッジスタジアムです。試合開始1時間前ですが、スタンドには両チームのサポーターが多く訪れ、応援歌が響き、盛り上がりを見せています。まもなくキックオフです」

18日、Jヴィレッジスタジアムで行われたいわきFC対福島ユナイテッドFCのプレシーズンマッチ。会場は、赤一色!およそ3600人で埋め尽くされました。

「福島ユナイテッド!」
「いわきFC、アーレー!」

およそ2年ぶりの福島ダービー。過去10回の対戦成績は、いわきが7勝、ユナイテッドが3勝となっています。

まず先手をとったのは、いわきでした。前半14分に山口が豪快にゴールネットを揺らし、先制。

ユナイテッドも黙ってはいません。前半32分、クロスに頭で押し込んだのは、新加入の矢島。ユナイテッドが同点に追いつきます。

再びスコアが動いたのは、その3分後。いわきは、嵯峨のクロスに谷村が押し込み、すぐさまリードを奪います。

ただ、このまま終わらないのが福島ダービーです。1点を追うユナイテッドは、後半38分、2016年からプレーする大ベテラン樋口が値千金の同点ゴール!互いの意地とプライドがぶつかりあった試合は、2対2の引き分けに終わりました。

いわきFC・加瀬直輝選手「すごい応援の中で自分のプレーができるのはモチベーションになりましたし、サポーターの皆さんとJ2の舞台で戦うということを今日改めて思いました」

福島ユナイテッドFC・矢島輝一選手「今シーズン、福島はJ2昇格を本気で狙っているので一緒に戦ってほしい。来週、開幕するのでそこにコンディションを整えていきたいなと思います」

それぞれ開幕戦は、いずれも2月24日のアウェーで、いわきは水戸ホーリーホックと、ユナイテッドはFC岐阜と対戦します。ホーム開幕戦はいわきが3月3日、ユナイテッドが3月17日となっています。