漫画家・倉田真由美さんの夫で、映画プロデューサーの叶井俊太郎さんが、16日・午後11時頃、都内の自宅で亡くなっていたことが分かりました。56歳でした。
妻・倉田真由美さんが、TBSの取材に明かしました。
叶井さんは、ステージ4の「すい臓がん」であることを公表し、闘病生活を送っていました。

倉田真由美さん・叶井俊太郎さん



叶井さんは、ラジオ局勤務を経て、平成3年洋画配給会社ニューセレクト入社。その後、別レーベル、アルバトロス独立に伴って移籍。
以降、世界中から選りすぐった幅広いジャンルの映画を扱う特異なバイヤーとして認知を高め、1999年「キラー・コンドーム」の大ヒットにより、注目を浴びました。
また、海外から買い付けたフランス映画「アメリ」が女性層を中心に大ヒット。他の配給作品に「小さな中国のお針子」「ベッカムに恋して」「えびボクサー」など。
2003年独立し、2004年ファントム・フィルムを設立。イカになったプロレスラーが大暴れする珍作「いかレスラー」でプロデューサーデビュー。2005年映画配給会社トルネード・フィルム設立。著書に「ビッグヒットは五感でつかめ!」、共著に「映画突破伝-『人肉饅頭』から『クイーン・コング』まで」がある。テレビドラマ「東京ラブ・シネマ」で主役の江口洋介が演じた人物のモデルともいわれる。2009年に漫画家の倉田真由美さんと結婚。

叶井俊太郎さん・倉田真由美さん(倉田さん提供写真)





2023年の11月、倉田さんはSNSの投稿で「 夫、『がん治療しなければ早くて半年、どんなに長くても一年』と言われたのが昨年6月、がん治療しないままそろそろ一年半経つけど今日も電車で会社行ってます。」と、夫・叶井さんの現状について報告。

倉田真由美さん・叶井俊太郎さん



そして今月の10日には「身体の変化や、日々の積み重ねは気持ちを変えていきます。元気な時に想像していた通りにはならないものです。」「1ヶ月前、こんなに食べられていたんだ…と、驚くほど、今は少食になってしまいました。」と、SNSに投稿。

倉田真由美さん・叶井俊太郎さん




また、14日にはSNSで「ほんの数日前にできていたことができなくなる。今月に入ってから、夫の変化の速度は想像を絶するものです。」と、自身と夫の闘病に関する記事と共に投稿し、明かしていました。

【担当:芸能情報ステーション】