日本初!男子の部でも優勝した女性アスリート
「アームレスリング」は、“世界最速の格闘技”と称される競技です。海外にはプロリーグがあり、競技人口約一億人といわれるほどの人気を誇ります。
この競技で注目を集めているのが、竹中絢音選手。2023年の「WAF世界アームレスリング選手権大会」55kg級で、圧巻の強さを見せて世界一に輝きました。

さらに国内大会では男子の部(A2クラス)に出場して優勝、日本アームレスリング界史上初の快挙を達成。身長156cmと小柄ながら、体格差をものともせず結果を残してきました。
そんな竹中選手は普段、道場で練習に励んでいます。全員が男性という環境のなかで稽古を重ね、実力を高めてきました。

また、腕だけでなく全身の筋肉が必要とする競技であるため、ジムに週6日通ってアームレスリングに特化したトレーニングも行っています。
そのメニューは、懸垂やダンベルなど多岐に渡ります。

こうした鍛練の結果、世界一に輝いた竹中選手。
しかし目標はさらに高く、「階級関係なく女子の中で一番強くなりたい。本当の世界一、世界最強になりたい」。体重別だけでなく、複数の階級を制覇したいと語ります。

日本では認知度が低く競技人口が少ないアームレスリングですが、「プロで活躍できるような選手になりたい」とのこと。強さに磨きをかける竹中選手の今後に注目です。