今月、群馬県で小学生ら12人が四国犬に噛まれる事件があり、その四国犬が狂犬病の予防接種を受けていなかったことが問題となっています。
狂犬病の危険性や予防接種の接種率などを取材しました。
人間が発症すれば致死率は“ほぼ100%”
今月7日、群馬県で小学生ら12人が四国犬にかまれ、けがをする事件が発生。
四国犬は狂犬病の予防接種を受けておらず、警察は飼い主の男性を狂犬病予防法違反などの疑いで捜査しています。
犬などにかまれたり引っかかれたりすることで傷口から感染する「狂犬病」。
すべての哺乳類に感染する可能性があり、人間が発症すれば致死率は“ほぼ100パーセント”と言われています。
(宮崎大学獣医学科 山田健太郎教授)
「最初は、インフルエンザのような症状というか、発熱・頭痛などの症状から始まる。徐々に進行していくと、麻痺だとかいろんな神経動きが悪くなって、最終的には死亡する」

