コナラやミズナラなどの広葉樹が枯れる「ナラ枯れ」の被害が長野県内でも深刻化しています。
白馬村ではクラウドファンディングで資金を募り対策を進めています。
白馬村農政課・大塚敦司(おおつか・あつし)係長:
「こちらがナラ枯れの被害にあった木です」
白馬村北城(ほくじょう)のどんぐり地区に生えるナラの木。
枝の先を見ると、完全に枯れています。
『ナラ枯れ』は、体長5ミリほどの小さな虫=カシノナガキクイムシが、病原菌を運び込むことで起こる樹木の伝染病。
感染すると水を吸い上げる機能を失い、枯れてしまいます。
白馬村では2020年からナラ枯れの被害が増え始め、2023年に激増したといいます。
大塚敦司係長:
「500本以上はナラ枯れの被害があると村は把握しています。令和5年にかけまして爆発的に増えている状況にあります」
枯れても2~3年は葉が落ちないのが「ナラ枯れ」の特徴。
さらに、葉が落ちた後は幹が弱って倒れやすく、人や建物などへの被害が懸念されています。
景観への影響も…。
大塚敦司係長:
「夏につきましては周りの木が青々としている中、ナラ枯れで枯れてしまった木が茶色く見えますので、景観を損ねる状況になってしまっています」
「ナラ枯れ」対策を進めようと、村が2023年12月からふるさと納税も活用できるクラウドファンディングで資金を募ったところ、およそ1か月で目標額300万円を達成。
既に550万円を越える寄付が集まっています。
白馬村農政課・大塚敦司係長:
「村としても、担当者としてもありがたく思っているところです」
村は、集まった資金を使って「ナラ枯れ」被害に遭った木を切り倒し、くん蒸して原因となるムシを駆除。
また、枯れていない『守るべき木』に薬剤を注入し、被害の拡大を防ぎたい考えです。
木が生えている条件によって、対策には1本あたり20万円ほどの費用がかかる場合もあるといいます。
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