世界文化遺産である「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の保全活動に役立ててもらおうと、流通大手のイオンが、寄附金300万円あまりを長崎県に贈呈しました。

20日の贈呈式では、イオン九州から県に寄附金300万円あまりが贈られました。

イオンは自社の電子マネー『長崎の教会群WAON』の利用額の0.1%を9年前から『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産』の保全活動のために寄附しており、その総額は1,750万円に上ります。

イオン九州 柴田 祐司社長:
「(長崎の教会群WAONで)買い物をしていただければ、その0.1%がが寄附されるので簡単なボランティアになる。それがゆくゆく子どもたちが文化財を見た時に、”こういう歴史があったんだ”ということを知ること(に繋がる)」

長崎県はこれまで黒島天主堂などの補修に寄附金を使用しており、今回の寄附金も教会群の補修などに充てたいとしています。