アメリカ・オレゴン州ユージーンで開催されている世界陸上。男子4×100mリレーの練習が日本時間20日にレーンコミュニティカレッジで行われた。前日に小池祐貴(27)が新型コロナ陽性で欠場となり、練習場に現れたのはサニブラウン・アブデル・ハキーム(23)、坂井隆一郎(24)、栁田大輝(18)、鈴木涼太(23)の4人。この日、男子200m準決勝に出場の上山紘輝(23)は不参加。

小池の離脱により事態は深刻かと思われたが、時折、笑い声が聞こえるなどチームはリラックスしている様子。4人は栁田を先頭に、鈴木、サニブラウン、坂井の順番で歩きながらバトンパスの確認を行った。

練習に参加した栁田は「ハキームさんが100mの決勝に残って、200mも準決勝に残って、短距離全体が良い雰囲気なのかなって、自分自身感じているので、その良い勢いに乗っていけるようなに今日も調整しました。(走順については)何とも言えないですけど自分のできることをしっかりやって、最大限の準備をして迎えたいなと思います」と意気込んだ。

鈴木も「メダルって所を目標に皆で目指して頑張っていきたいなと思っています。どこの区間でも走れる準備をして最大のパフォーマンスを出せる状況を作って戦える準備をしていきたい」と話した。

日本は2017年のロンドン大会、2019年のドーハ大会で銅メダルを獲得、3大会連続のメダルがかかっている。日本時間23日午前10時5分から予選が行われる。