15日に2024年度の当初予算案を発表した新潟市のお財布事情をみていきます。

市の借金にあたる「市債」の残高は、臨時財政対策債を除くとおよそ3749億円となり、2023年度より61億円増える見込みです。
75億円を“借金”して災害復旧事業に充てるとなっています。

一方で、貯金にあたる「基金」は、2022年度には104億円の“貯金”がありましたが、災害復旧事業の予算として1月に市は75億円を計上していて、2023年度末には大きく減って44億円となり、新年度もそのまま増えないとみられています。
ただ新潟市は、基金の取り崩しを行わない「収支均衡」の予算編成を7年連続で行えているとしています。