13日のニューヨーク株式市場は、アメリカの金融引き締めが長期化するとの見方が広がったことから、売り注文が増え、値下げ幅は一時、700ドルを超えました。

13日のニューヨーク株式市場は取引開始直後から売り注文が多く、ダウ平均株価の値下げ幅は一時、700ドル以上となりました。

その後、やや値を戻しましたが、前の日に比べ524ドル値下がりの3万8272ドルで取引を終了しました。

この日、発表されたアメリカの先月の消費者物価指数の伸び率が市場予想を上回ったことから、中央銀行にあたるFRBによる利下げ開始時期が遅れるほか、3回との見通しを示していた利下げ回数がより少なくなるといった見方が市場に広がり、売り注文が増えました。

また、ダウ平均株価は前日、史上最高値を更新していて、利益確定のための売り注文も多かったとみられています。