米シカゴ連銀のグールズビー総裁は、金融当局が物価と雇用両方の目標達成に向けて圧力に直面している状況だとし、利下げを慎重に進めるべきだとの見解をあらためて示した。

グールズビー総裁は3日にCNBCで「インフレの上振れに加え、雇用者数も低迷している」と指摘。連邦準備制度理事会(FRB)は「2つの責務が同時に悪化しているという、やや困難な局面に置かれている」と述べた。

この日は政府機関閉鎖の影響で、予定されていた9月の米雇用統計が発表されなかった。

総裁はシカゴ連銀スタッフの推計によれば、9月の失業率は前月と変わらず、労働市場の安定を示していたはずだと述べた。

過度に利下げを前倒しすることには慎重であるべきだとの考えも、あらためて示した。

原題:Goolsbee Says Fed in Sticky Spot as Jobs, Price Goals in Tension(抜粋)

(第3段落以降に詳細を追加して更新します)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2025 Bloomberg L.P.