南米のチリ中部で発生した森林火災の死者が51人となりました。一部地域に非常事態宣言が出されています。

ロイター通信などによりますと、チリ中部のバルパライソ州で発生した森林火災による死者は、現地3日までに少なくとも51人となりました。

ボリッチ大統領は「付近で4つの大きな火災があり、消火活動が難航しているため、犠牲者の数が増える恐れがある」としています。

地元メディアによると、“一部地域に非常事態宣言”が出され、チリ内務省は“2010年におよそ500人が犠牲となった地震以来、最大の災害”としています。

エルニーニョ現象の影響で、南米の西部では今年に入り例年以上の高温と乾燥が続いていて、チリ全土では中部と南部の92か所で森林火災が発生しています。