北朝鮮は、ミサイル総局がきのう、巡航ミサイルの「超大型弾頭部」の威力を確認する実験と「新型対空ミサイル」の発射実験を行ったと明らかにしました。

北朝鮮の朝鮮中央通信は、けさ、ミサイル総局のスポークスマンの発表として、ミサイル総局が、きのう「超大型弾頭部」の威力を確認する実験と「新型の対空ミサイル」の発射実験を行ったと報じました。

韓国軍の合同参謀本部はきのう、“北朝鮮が朝鮮半島西側の黄海に向け、複数の巡航ミサイルを発射した”と発表していて、これを指しているとみられます。

実験は「新型兵器システムの技術力を向上させるための正常な活動の一環で地域情勢とは無関係だ」とし、「周辺国家の安全にいかなる否定的影響も及ぼさなかった」と強調しています。

北朝鮮の巡航ミサイルの発射はこの10日あまりで、すでに4回目と異例の頻度で行っていて、繰り返し発射実験を実施することでミサイルの性能の改良を図っているとみられます。