スペインの町で悪霊を追い払い、春を呼び寄せる伝統のカーニバルが行われました。

スペイン北部・バスク地方の小さな町で29日、悪霊を追い払い、春を呼び寄せ、豊作や牧羊業の繁栄を願う伝統のカーニバルが行われました。

羊の毛の衣装に大きなカウベルを背負って歩くのは、架空のキャラクター「ヨアルドナク」。バスク地方の言葉で「ベルを鳴らす人」を意味し、村人たちにカーニバルの始まりを知らせるためにクマに扮した男性とともに通りを練り歩きます。

このカーニバルは毎年、寒さの厳しい1月の最終日曜日から3日間の日程で開催されますが、今年は記録的な暖かさとなっていて、思い思いの仮面をかぶり、下着姿や水着姿で参加する多くの人たちの姿もみられました。