アメリカの去年12月の消費者物価は、前の年の同じ月に比べて3.4%上昇し、市場の予想を上回りました。

アメリカ労働省が11日発表した2023年12月の消費者物価指数は、前の年の同じ月に比べて3.4%の上昇で、市場予想の3.2%を上回りました。11月の3.1%の上昇と比べても伸び幅が拡大しています。

住居費が6.2%のプラスとなったほか、交通費も9.7%上昇しました。

アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は今年、3回分の利下げを行う方針を示していて、市場には3月にも利下げを開始するという見方がありました。しかし、消費者物価の上昇率が予想を上回ったため、市場ではFRBによる利下げ開始の時期が遅れるとの観測が広がっています。