混雑が社会問題となっている韓国ソウルの地下鉄で、「座席のない車両」の試験運用が始まりました。混雑緩和に繋がるのか注目されます。

ソウル交通公社がきょうから試験的に始めたのは、「座席のない車両」の運行です。

「地獄鉄道」とも呼ばれ社会問題になっている地下鉄の混雑緩和が目的で、一部路線で通勤時間帯に一日一回運行する予定です。

記者
「座席がない分、人が乗れるスペースが増えます」

座席を外すことにより、混雑率は最大4割緩和されるということです。

「はるかに快適な感じがする。導入すればいいと思う」
「きつくないので、自分の好きなように空間を活用できていいと思う」

“座席のない車両”をめぐっては、「人がさらに密集することになり危険」などと否定的な意見もあります。

ソウル交通公社は今後、試験運用をして客の反応を見ながら実際に導入するか検討することにしています。