ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、ロシアで軍の信用をおとしめる情報を掲載したとして、去年1年間におよそ7万のウェブサイトが遮断・削除されたことが明らかになりました。

タス通信によりますと、ロシアの検察当局は「前例のない反ロシア情報キャンペーンの中、違法な情報の拡散を阻止する」として、去年1年間に6万9000以上のウェブサイトを遮断・削除したことを明らかにしました。

検察当局は「非友好国とそのプロパガンダ活動家の目的は、特別軍事作戦におけるロシア軍とロシア当局の信用を傷つけることだ」と主張し、侵攻を開始した2022年には12万8000のウェブサイトを遮断・削除したとしています。

一方、ロシア国営テレビは9日、ショイグ国防相が軍の幹部らとの会議で、侵攻をめぐり「ロシア軍が主導権を握っており、着実に目的を達成していく」と強調したと報じました。

ウクライナ侵攻開始から来月で2年を迎え、今年3月には大統領選を控える中、ロシアは国内での情報統制を一層強化しています。