バングラデシュで7日、総選挙の投開票が行われ、ハシナ首相率いる与党が勝利したと報じられました。

およそ1億2000万人の有権者が登録しているバングラデシュの総選挙は7日に投票が行われ、選挙管理委員会によると、投票率はおよそ40%の見込みです。

現地メディアは、即日開票の結果、再選を目指すハシナ首相の率いる与党・アワミ連盟が過半数の議席を獲得し、勝利したと伝えました。ハシナ首相は連続4期目に入ることが確実です。

ハシナ政権は、経済成長の実績を背景に権力基盤を築いてきた一方で、野党関係者らを次々と拘束するなど、強権的な政治手法に根強い反発があります。

今回の総選挙では、主要野党が公正な選挙ではないなどとしてボイコットしたほか、野党支持者らと治安部隊との激しい衝突も相次いでいて、混乱が広がるおそれもあります。