イラン南東部で2度の爆発があり、80人以上が死亡した事件について、過激派組織「イスラム国」が犯行を認める声明を出しました。
イラン南東部ケルマン州では3日、2020年にアメリカ軍に殺害されたイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官の墓の近くで2度の爆発があり、84人が死亡、280人以上がけがをしました。
これについて、過激派組織「イスラム国」は4日、SNS上に自らの犯行だとする声明を掲載しました。声明では「2人の殉教者が自爆作戦を行った」としていて、身に着けていた爆発物が入ったベルトを爆発させたということです。
ソレイマニ司令官は「イスラム国」との戦いを指揮した英雄としてイランでは人気があり、当時、爆発現場ではソレイマニ司令官の死後4年にあわせた追悼行事が行われ、多くの人が集まっていました。
イスラム国は敵視するイラン国内でこれまでにもテロ行為を繰り返していますが、今回の被害はこれまでで最大規模になります。
これについて、アメリカのNSC=国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は4日、「我々はイスラム国の犯行声明を疑う立場にはない」と述べました。そのうえで、今回の爆発について「イスラエルとハマスの戦闘に関連するという情報は得ていない」と説明しました。
また、国連の安全保障理事会は4日、イラン南東部で起きた爆発について、非難する声明を発表しました。
安保理は「犠牲者の家族とイラン政府に深い同情と哀悼の意を表明し、負傷者の迅速かつ完全な回復を願う」としたうえで、「このような非難されるべきテロ行為の実行犯、組織、資金提供者、スポンサーに責任を負わせ、裁判にかける必要がある」と強調しました。
トランプ大統領表明 アメリカ代表団の仲介国パキスタンへの派遣中止 イラン外相パキスタン出国・オマーン到着 イスラエル軍“ヒズボラ攻撃強化”ネタニヤフ首相が指示