ウクライナ侵攻後初めてとなる年末の記者会見を開いたプーチン大統領。政権にとっては次の大統領選での「圧勝」が絶対条件で、戦時下での強い指導者像をアピールする狙いがあるとみられます。
去年は見送った年末の記者会見を今回実施したのは、プーチン氏が戦況などへの自信を深めていることが背景にあるとみられます。
ウクライナの反転攻勢が思うような成果が出ていないと指摘されるなか、「ロシアが目的を達成すれば平和が訪れる」と侵攻を継続する姿勢を示しました。
中東情勢の悪化もあり、欧米のウクライナへの軍事支援にも限りがあるとみなし、長期化はロシアにとって有利に働くと考えているとみられます。一方で、国民の反発が予想される追加動員については必要ないと強調し、制裁下での経済の好調ぶりもアピールしました。
来年3月の大統領選は有力な対立候補がおらず、プーチン氏の5選が確実視されていますが、事実上の信任投票になるともいえ、政権は80%という高い得票率を目標に据えているとされています。
侵攻によるロシア軍の被害拡大も指摘されていて、政権としては選挙で圧勝し、国民の総意としての侵攻継続を演出したいものとみられます。
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