アメリカのバイデン大統領は、パレスチナ自治区ガザから外国人らの退避が始まったことについて、「アメリカの外交の成果だ」と強調しました。

バイデン大統領
「本日、アメリカの協調的な指導力によって、負傷したパレスチナ人や、外国人の退避が始まった」

バイデン大統領は、ガザから外国人らの退避が始まったことについて「アメリカの外交の成果だ」と強調した上で、「中東地域のパートナーたち、特にカタールに感謝する」と述べました。

また、バイデン大統領はその後、ミネソタ州で開かれた選挙集会の中で、「戦闘の一時停止が必要だと思う」との考えを示しました。聴衆からの質問に答えた形で、「戦闘の一時停止は捕虜を助け出す時間を作るためだ」と説明しました。

さらにバイデン大統領は、「私は(イスラエルの)ネタニヤフ首相に対して、捕虜を助け出すために停戦を呼びかけるように説得した」とも明らかにしました。

一方、ガザへの人道支援物資の運び入れについてアメリカ国務省の報道官は、10月31日に1日としては最も多い、トラック59台がガザへと入ったことを明らかにしました。今月1日にはさらに多くのトラックがガザに入るとの見通しも示しています。

こうした中、アメリカのブリンケン国務長官が、今月3日にイスラエルとヨルダンを訪問することが発表されました。

米国務省 ミラー報道官
「ブリンケン長官は、国際人道法に従って自国を防衛するイスラエルの権利への支持を改めて表明し、民間人の犠牲を最小限に抑えるためにあらゆる予防措置を講じる必要性について協議する」

1日には、ワシントンを訪問中のサウジアラビアのハリド国防相が、オースティン国防長官やブリンケン国務長官と相次いで会談を行いました。

いずれの会談でも、イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘への対応が中心になったとみられ、アメリカ国防総省は、両国防相が地域の事態悪化を防ぐために協力することで合意したと明らかにしています。