パレスチナ自治区ガザでは、イスラエル軍による攻撃が続いています。最大の難民キャンプにも空爆があり、少なくとも50人が死亡したと伝えられています。
ガザを実効支配するイスラム組織ハマスは、北部にあるジャバリア難民キャンプにイスラエル軍による空爆があったと明らかにしました。ジャバリア難民キャンプはガザにある8つのキャンプのうち最大で、ロイター通信はガザ保健当局の話として少なくとも50人が死亡し、150人が負傷したと報道。一方、ハマスは400人以上が死傷したとしています。
これについてイスラエル軍は、「ジャバリア西部にあるハマスの拠点を攻撃した」と発表。先月7日の大規模な奇襲攻撃を指揮した司令官の一人を殺害したと主張しています。
病院の看護師
「犠牲者のほとんどは幼い子どもたちです」
ガザ保健当局によりますと、これまでの戦闘による死者は8500人を超えていて、イスラエル側と合わせて1万人に迫っています。
こうした犠牲が増え続ける中、「本格的な地上侵攻」に踏み切ればどうなるのか。2014年のガザへの地上侵攻に参加したイスラエル軍の元兵士が当時現場で目撃した状況について語りました。
2014年の地上侵攻で作戦に従事 ベンジー・サンダースさん(32)
「爆弾の破片により、無残な姿となったおばあさんの遺体を目にしたのです。それに私たちが支配下に置いた区域には家族が住んでいました。しかし私たちがその場を離れると、区域全体が空爆され、家族は全員殺されたのです」
当初は侵攻を肯定していたというサンダースさんですが、罪のない市民が犠牲になる姿を目の当たりにし、考えが大きく変化。いま、再びガザで多くの市民が犠牲になっていることについて「イスラエルがしていることは集団的懲罰だ」と非難します。
2014年の地上侵攻で作戦に従事 ベンジー・サンダースさん
「まだ本格的な地上侵攻に至っていないにもかかわらず、すでに何千ものガザの人の命が失われている。私は怖いのです。私たちは何も学んでいないのではないかと」
そして、このように訴えます。
2014年の地上侵攻で作戦に従事 ベンジー・サンダースさん
「テロを打ち負かすには、パレスチナの人が希望を持てるような別の可能性を探る以外ありません。希望がないとテロ組織の人集めの手助けとなってしまうからです」
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