アメリカ議会で空席となっている下院議長選びの混乱が止まりません。多数派の共和党は3番目となる議長候補を選びましたが、トランプ前大統領が強く反発するなどして、わずか4時間ほどで撤退に追い込まれました。

アメリカ議会下院で多数派の野党・共和党は24日、空席となっている下院議長の後任候補を選ぶため党内で投票を行い、下院共和党ナンバー3のエマー院内幹事を候補に選びました。

しかし、保守強硬派の議員らは、エマー氏が「つなぎ予算」に賛成するなど比較的穏健派とみられていることから、議会での投票でエマー氏を支持しない姿勢を表明。

さらに、共和党内の保守派に影響力を持つトランプ前大統領はSNSに「エマーのような名ばかり共和党員に投票するのは誤りだ」と投稿しました。

党内の状況からエマー氏は議長就任に必要な議会の過半数の支持を得ることは難しいと判断、議長選からの撤退を決めました。

議長候補に選ばれてからわずか4時間ほどでの撤退で、共和党の議長候補は3人連続で党内の分裂により撤退に追い込まれる異常事態となりました。

その後、共和党は24日夜に改めて党内で投票を行い、トランプ氏に近いジョンソン議員を4人目の議長候補として選出しました。

ただ、アメリカメディアはジョンソン氏も議会で過半数の支持を得られる見通しは立っていないと伝えていて、混乱が続きそうです。