自民党の麻生副総裁が安全保障関連3文書の改定をめぐり、山口代表ら公明党の幹部が「がんだった」と批判。公明党内から反発の声が上がっています。
おととい、福岡市内で行われた自民党の麻生副総裁の講演。ここでの発言が今、波紋を呼んでいます。
自民党 麻生太郎 副総裁
「公明党の一番動かなかった“がん”だった、いわゆる山口(代表)、石井(幹事長)、北側(副代表)等々の一番上の人たち、その裏にいる創価学会」
岸田政権が去年12月に閣議決定した安全保障関連3文書の改定をめぐり、公明党の山口代表らが反撃能力の保有に慎重な姿勢を見せてきたことなどについて、名指しで批判した麻生氏。
これに対し、山口代表は…
公明党 山口那津男 代表
「(麻生氏の発言への)評価は控えたいと思います」
反論を避けた山口代表ですが、公明党内からは…
公明党関係者
「関係悪化と言われないよう山口代表は抑えていたが、党内からは『言われっぱなしでいいのか』という声も聞こえてくるよ」
選挙協力をめぐり、悪化した関係の修復を図る自民党と公明党ですが、麻生氏の発言は新たな火種となるのでしょうか?

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