古米より新米が安い“価格逆転”も…今後のコメ価格は?

井上キャスター:
ここから新米と古米の値段の状況について見ていきます。

20日時点で、埼玉・草加市にあるマルヤス草加店で売られている2025年産「福島県 天のつぶ」は2472円でした。

他方、埼玉・上尾市にある「ヤオヒロ東店」では、古米と新米の値段の逆転現象が起きていました。2025年産の「新潟県 コシヒカリ」は3002円ですが、2026年産の「新潟県 なつひめ」は2678円と、古米の方が新米よりも高い値段がついているのです。

今後のコメ価格はどうなっていくのでしょうか。

宇都宮大学農学部の松平尚也助教に聞くと、「コメの価格は下落傾向が続くのではないだろうか。新米が古米よりも安く、古米が売れない、米穀流通業界でいわゆる“親不孝価格”と呼ばれる価格逆転現象が続く」との見方を示していました。

では、政府として今、打つ手は何かあるのでしょうか。

備蓄米を放出したことで余ったのであれば、それを買い戻せばよいのではないかということで、今後「放出した備蓄米を買い戻す方針」だそうです。

ただし、備蓄米を大量に買い戻すと今度は逆に価格が上がってしまうため、さじ加減を見ながらということのようです。

ですが、政府としては物価高のため、ある程度コメの価格が下がるといいと思う一方で、農家の人たちの生業とのバランスをとらなければいけないということです。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
消費者からすると、コメ価格が下がるのはいいと思いますが、食料の安定供給の観点からすると、あまり下がるのは困るとも思います。

自民党からすると、米価が下がることで支持基盤である農家から不満が出る可能性があるため、さじ加減が非常に難しいと考えます。

現在のような価格の下がり方は、やはり農家にとって相当厳しい状況が続くのではないでしょうか。

出水麻衣キャスター:
我々としては、コメを食べることで農家さんを応援するという支援をしていけたらいいなと思います。

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<プロフィール>
星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身 政治記者歴30年