18日の原油相場は比較的大きな値動きで、3営業日続伸している。ホルムズ海峡の管理を巡る米国とイランの対立は膠着(こうちゃく)状態に陥っている。

北海ブレント10月限はニューヨーク時間午前11時44分現在、前日比1.03ドル(1.1%)高の1バレル=91.90ドル。ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)9月限は1.26ドル(1.5%)高の85.76ドルで推移している。

トランプ米大統領は米国が現時点でイランと協議しておらず、協議の予定もないと述べた。ホルムズ海峡の支配を巡る争いと中東での紛争は、打開の見通しが立たない状況が続く。

ホルムズ海峡を通航する船舶は、引き続き脅威にさらされている。英国海事貿易機関(UKMTO)によれば、同海峡を通過してペルシャ湾外へ向かっていた船舶に飛翔(ひしょう)体が命中した。機関室に被害が生じ、乗組員1人が死亡したという。ホルムズ海峡ではここ数日、複数の船舶が攻撃を受けており、通航量は戦争前の水準を大幅に下回っている。

米国とイランが6月に署名し、恒久的な和平合意に向けた交渉期間を60日間と定めた覚書は、17日に形式上の期限を迎えた。トランプ氏は延長を求める考えがあるかと問われ、「ない」と答えた。停戦は繰り返し破られ、断続的な衝突が続いており、双方とも合意は失効したとの認識を示していた。

テクニカル要因も原油相場の上昇を増幅している。調査会社ケプラー傘下のブリッジトン・リサーチ・グループがまとめたデータによれば、トレンドに追随する商品投資顧問業者(CTA)は北海ブレントの買い持ちを積み増し、ロング比率を55%に引き上げた。17日時点では46%だった。

SEBのチーフ商品アナリスト、ビャーネ・シールドロップ氏は「最近は誰もが霧の中を歩いているようなものだ」と指摘。「そのため、テクニカルシグナルへの回帰や、ノイズに基づいた取引を行うのは自然なことだ。単に上昇を待ってロングポジションを維持するのは、現在の市場では困難なアプローチだ」と述べた。

原題:Oil Swings Near Two-Week High With US and Iran Stuck in Deadlock

Trump Takes Hard Line on Iran as Hormuz Standoff Drags On(抜粋)

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--取材協力:Yongchang Chin.

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