夏休み中の子どもたちが、一緒に絵本を作るイベントに参加しました。違う絵がひとつにつながる特別な絵本。込められたのは、平和への願いです。

都内で行われたイベント。子どもたちはある作品をヒントにこれから絵本作りに取り組みます。

元になったのは世界6か国、24人の絵本作家が手がけた「ちきゅうパスポート」です。

描かれているのは、地球にある架空の国々。一枚一枚の絵が隣の絵とつながっています。「国境を越えて、子どもたちに希望を届けたい」という思いから生まれました。

きっかけはロシアによるウクライナ侵攻です。

ウクライナからプロジェクトに参加した絵本作家の夫婦。国旗の青と黄色の糸で機織りをする絵に、あるメッセージを込めました。

ロマナ・ロマニーシンさん
「機織りには糸で『どう?大丈夫?』と書いてあります」

アンドリー・レシヴさん
「夜の攻撃の後、朝に欠かせないのは大切な人たちへの連絡です。一番欲しい返事は『大丈夫だよ』『無事よ』。それが私たちの日常の一部なんです」

戦争で日常が一変したウクライナで、2人は子どもたちとのワークショップを続けています。

子どもたち45人が、それぞれ思い描いた国。一枚一枚、違う絵がつながって、世界にひとつだけの絵本が完成しました。

「ほかの人とつなげると、1つの絵がみんなの絵になることがすごく面白い」

完成した絵本を見つめる子どもたち。願うのは「平和な未来」です。

「みんな安心に暮らせる世界がいい」
「いつもいつも、みんなが元気に暮らせる世界をつくってほしいな」

平和を願う気持ちを絵本が国境を越えてつないでいきます。