再配達回避に宅配ボックスをキープか

高柳キャスター:
再配達をなるべく少なくするための宅配ボックスなのにも関わらず、空ロックが横行してしまうと、より再配達が増えて、困難な事態が続いてしまっている状況です。

井上貴博キャスター:
配達員が忙殺されているので、抜け道で空ロックという手法を見つけたのでしょう。解決策としては、空ロックをできないシステムにするしかないと思います。

タレント・プロゴルファー 東尾理子さん:
住民からすればすぐ荷物が欲しいわけですから、再配達をしなくてもいいように時間帯を指定するなど、何か解決策を考えなければいけませんね。

高柳キャスター:
経産省のデータによると、コロナ禍以降、配達の需要は年々高まっています。背景にはドライバー不足や、配達する物の数の増加があると考えられています。

そんな状況の中、配達員は再配達の手間を避けるため、あらかじめ宅配ボックスをキープしようと、空ロックをかけるのです。

例えば、荷物を届けた際に、何も荷物が入っていない宅配ボックスにも暗証番号を入力して、後日、別の荷物を配達しに来たときに、そのボックスを自分が知っている暗証番号で開けてそこに荷物を入れる。そしてまた別のボックスに空ロックをかけるという状況を繰り返し、常にボックスをキープするのです。

TBS報道局社会部 警視庁担当 松田岳記者:
取材当日に、マンションのオーナーが営業所に対し、配達員への確認を求めたところ、「(空ロックは)間違いなくしていない」と断固として否定しました。

それを受けて、もう一度防犯カメラの映像を送って、確認を求めたところ、(配達員は空ロックを)認めました。

その後、(配達の)営業所の責任者から、オーナーに対して「今後は一切このようなことがないように指導していきます」という謝罪があったということです。

高柳キャスター:
個人で考えてやっていることなのか、組織としてこれを黙認してしまっているのかで、大きくこの業界の体質が変わってくると思います。配送業者はこれを認識しているのでしょうか。

TBS報道局社会部 警視庁担当 松田岳記者:
大手の配送業者に確認をしたところ、空ロックを噂として認識している会社は確かにありました。ただ具体的な対策には至っていないのが実情です。

あくまで企業が空ロックをしても良いと黙認するような流れは無いというところは全て一致しています。

高柳キャスター:
個人やマンションで対策できることはあるのでしょうか。

TBS報道局社会部 警視庁担当 松田岳記者:
注意喚起を促す張り紙をしたり、配達員側で暗証番号を設定できないものにするといったことが考えられますが、費用がかかってしまうため、具体的な対策はまだとられていない状況です。

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<プロフィール>
松田岳
TBS報道局 社会部 警視庁担当
特殊詐欺事件などを取材