(ブルームバーグ):日本工作機械工業会の坂元繁友会長(芝浦機械社長)は28日の定例会見で、業界で工作機械の生産工程で使う塗装用のシンナーや切削油の入荷の見通しが不透明になっていると明かし、「状況を注視している」と述べた。
坂元氏は、足元で問題は起きていないが「長期的になると生産に少し支障をきたすことが考えられる」と言及。生産に影響が出かねない時期を問われると、明確には言えないとしたものの、在庫が「1-2カ月で終わってしまうという話ではない」とした。
中東情勢の影響などで石油由来の製品の減産が拡大する中、政府は重要物資の供給確保を進める。シンナーについては不足感が生じている流通段階に焦点を当て、目詰まり解消に向けて取り組んでいる。
坂元氏はシンナーなどの調達について、一時は非常に厳しいという情報が流れた時もあったが、最近は緩和してきているとし、今後も経済産業省と連携して生産のボトルネックにならないように注視していくと述べた。
また日工会が同日発表した3月の工作機械受注額は前年同月比28%増の1935億円で、単月として過去最高となった。坂元氏は内需は期末の集中があったほか、春節後の引き合いが一気に成約に結びついた季節要因があったという。また、今後納期に影響が出ることを懸念する中国などの顧客が発注を進めた可能性もあるとした。
もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
©2026 Bloomberg L.P.