(ブルームバーグ):マンションデベロッパーのゴールドクレストが、東京都港区の大型オフィスビル「パソナスクエア」(旧エイベックスビル)を取得したことが分かった。事情に詳しい複数の関係者によると、取得価格は1000億円規模でカナダの不動産ファンド、BGO(ベントール・グリーンオーク)から譲渡を受けたという。
ブルームバーグが確認した登記簿によると、ゴールドクレストはBGOが設立した合同会社から同ビルを3月25日付で取得した。
ゴールドクレストは今年1月、東京都港区のオフィスビル取得を発表していたが、具体的な物件や取引金額については開示していなかった。当時の発表によると、取得したビルは中長期的な事業展開の選択肢の一つとして、超高級タワーマンションの開発用地として活用する方針を示している。
日本では主に都心などでオフィスビルやマンション、ホテルを開発するための土地が不足しており、不動産取得を巡る競争が激化している。インフレ傾向や中東情勢の影響などから建築費や人件費が高騰しており、コスト上昇分をより価格転嫁しやすいマンションの開発事業者らが用地取得を活発化させる可能性がある。
BGOの広報担当者に電子メールでコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。ゴールドクレストの担当者はコメントを控えるとしている。
パソナスクエアは2017年にオープンした地上18階地下2階の大型オフィスビルで、東京メトロ外苑前駅から徒歩6分の好立地にある。人材関連サービス大手のパソナグループがテナントとして入居している。
同ビルはもともと音楽業界大手のエイベックスが開発したが、新型コロナウイルスに端を発した業績悪化に伴い20年に同ビルを売却すると発表。簿価は429億円で、譲渡益は290億円に上るとしていた。
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