(ブルームバーグ):世界最大のオルタナティブ資産運用会社、米ブラックストーンは1-3月(第1四半期)に分配可能利益が市場予想を上回る伸びとなった。イラン戦争で投資家心理が動揺する前に、ディールメーキングが堅調に推移したことが寄与した。
同社が23日に発表した資料によれば、第1四半期の分配可能利益(株主に分配可能な利益)は前年同期比25%増の17億6000万ドル(約2800億円)。1株当たりでは1.36ドルで、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の1.34ドルを上回った。
米株式相場の上昇や人工知能(AI)関連企業が株式公開を準備していることを背景に、ジョン・グレイ社長は、2026年が同社にとって株式上場の「最高の年」になるとの見通しを示した。
グレイ氏は1月、ディールメーキングが加速して「脱出速度」に達しており、投資案件で利益確定を進めていると述べていた。米国とイスラエルがイランを攻撃し、原油価格が急騰するわずか数週間前のことだった。
足元では米国株が再び上昇しており、新規株式公開(IPO)を見送っていた一部企業が新規上場手続きを再開する可能性がある。
グレイ氏はインタビューで、「今年はIPOの年になるとの見方を維持している」と発言。「当社にとって過去最高のIPOの年になる可能性が高い」と語った。
第1四半期には全体で約360億ドル相当の投資を行い、複数案件に160億ドルを追加でコミットした。インフラ部門の業績は他部門を上回った。
グレイ氏によれば、同四半期に好調だった上位10位までの投資案件のうち8件はAI関連だった。「AIインフラが当社の業績をけん引している」と述べた。
原題:Blackstone Sees ‘Best Year Ever’ for Its IPOs as Earnings Beat(抜粋)
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