トランプ大統領の演説から見えたものは何だったのでしょうか。ワシントンから中継です。

トランプ大統領は先ほど行われたアメリカ国民向けの演説で、「圧倒的な勝利を収めている」と成果を誇示しました。

ただ、一方で、想定通りには進んでいない「見通しの甘さ」も際立つ演説となりました。

その一つが、「ガソリン価格の高騰」です。

トランプ大統領は演説の中で「多くのアメリカ国民が高騰を懸念している」としたうえで、原因は「戦闘とは関係のない商船や近隣の国々にイランが常軌を逸した攻撃をしたからだ」と主張しました。

ただ、イラン攻撃に踏み切れば、石油輸送の要衝のホルムズ海峡が封鎖されることや、アメリカ軍基地がある中東各国も反撃の標的になることは想定されていたことです。

もう一つの「見通しの甘さ」は、いまも続くイラン側の反撃です。

トランプ大統領は、アメリカが過去に戦った第二次世界大戦やベトナム戦争などの例を挙げ、数年や10年単位の戦いもあったと強調しました。

早期決着を強調する姿勢から、過去の戦いに比べて短いと主張する方向に変わりました。

トランプ氏は「すべての目標を間もなく達成する」と語りましたが、その明確な「見通し」は演説では示されませんでした。