(ブルームバーグ):イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は、イスラエルと米国の大使を国外退去させれば、アラブ諸国と欧州諸国にホルムズ海峡の自由な航行を認める方針を明らかにした。革命防衛隊の声明を引用し、政府系のISNAが伝えた。
ISNAによると、革命防衛隊は「イスラエルと米国の大使を国外退去させたアラブや欧州の国は、あすからホルムズ海峡の完全な通行権と航行の自由が認められる」との声明を発表した。それ以上の詳細は明らかにしていない。
一方、政府系のメヘル通信によれば、イランのペゼシュキアン大統領は、トルコのエルドアン大統領との電話会談で、近隣諸国の「領空と領土、海域」がイランへの攻撃に利用されないことを条件に地域の緊張緩和に動く用意があると表明した。
米・イスラエル軍のイラン攻撃と、中東各地を標的とする報復の拡大は2週目に突入した。ペルシャ湾岸産油国を含む十数カ国が巻き込まれ、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡は、実質的な封鎖状態が続いている。トランプ米大統領は9日、ホルムズ海峡を航行するタンカーを米海軍が護衛する計画に言及したが、詳細を明らかにしていない。
ペルシャ湾の船舶はイラン攻撃開始後、1週間余り身動きが取れない状況に置かれているが、ばら積み貨物船(バルクキャリア)少なくとも2隻が先週、「中国人船主」という目的地信号を発信し、ホルムズ海峡を通過したもようだ。
原題:Iran Says Hormuz Open to States That Expel US, Israeli Envoys、Iran Says Prepared to Reduce Tensions If Neighbors Cease Attacks(抜粋)
(ホルムズ海峡を通過した船舶の情報を追加して更新します)
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