アメリカとイスラエルによるイランへの軍事攻撃をめぐり、中国の王毅外相とロシアのラブロフ外相が電話会談し、軍事行動の即時停止を呼びかけることで一致しました。
中国外務省によりますと、電話会談は1日、ロシア側の要請で行われたということです。
会談で、王毅外相は「主権国家の指導者を公然と殺害し、政権交代を扇動することは受け入れられない」と、アメリカとイスラエルを非難しました。そのうえで、「戦闘はペルシャ湾全体に拡大しており、中東情勢は危険の淵に追いやられている」と危機感を示したうえで、▼軍事行動を直ちに停止することや、▼できるだけ早く対話と交渉に戻るよう促すことなどを主張しました。
これに対し、ラブロフ外相は「中国との意思疎通を強化し、軍事行動の即時停止と外交的な交渉プロセスへの回帰を呼びかけていきたい」と応じたといういうことです。
中国とロシアはイランと友好関係にあることから、足並みをそろえた格好です。
また、中国外務省の報道官は1日、アメリカとイスラエルの攻撃によりイランの最高指導者、ハメネイ師が殺害されたことについて、「イランの主権と安全を著しく侵害するものであり強く非難する」という談話を発表しました。
プーチン大統領 ハメネイ師に哀悼の意 「道徳と国際法を侵害して殺害された」米イスラエルの攻撃批判