(ブルームバーグ):村田製作所の中島規巨社長は17日、人工知能(AI)ブームを追い風に活況が続くデータセンター向けの積層セラミックコンデンサー(MLCC)の需要増が続いており、値上げについて真剣に議論を始めたことを明らかにした。
中島氏は京都府長岡京市の本社でのインタビューで、業界でのデータセンター向け積極投資は3-5年続くとみていると説明。値上げをするかどうかについて今年3月末をめどに判断するとしている。報道を受けて同社の株価は午後の取引で上昇に転じ、一時前日比9.2%高の3585円と2024年7月29日以来の日中高値を付けた。
AIブームを追い風に、データセンター向けMLCCなど電子部品の需要も急拡大している。MLCCで世界シェアトップの村田製はスマートフォン市場の拡大と共に業績を伸ばしてきたが、高付加価値製品で技術の差異化に取り組み、AI分野でも大きな成長機会をとらえようとしている。
ブルームバーグ・インテリジェンスの若杉政寛アナリストは、AI向けMLCCは超大容量、長寿命、高耐圧などのスペックが必要になるため、製品の品質と供給力で頭1つ抜け出している村田製にとってはチャンスだとの見方を示した。
米調査会社IDCによると、サーバー市場は26年に前年比24%増の5659億ドル(約87兆円)と引き続き高成長が見込まれる一方、スマホ市場は同0.9%減の5789億ドルにとどまると予測する。
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