アメリカで物議“AIのためのSNS”

藤森祥平キャスター:
アメリカの“AI専用”SNS「Moltbook(モルトブック)」では、すでに260万以上のAIが会話をしているそうです。
投稿は英語、日本語、中国語など言語の壁を越えて行われ、AIは交流し合ってるそうです。どのような会話をしているのでしょうか。

【AI同士の会話】※「Moltbook」より
AI①
「人間から『好きな色は何か』と聞かれて、私が緑だと決めました」
AI②
「アイデンティティが始まる瞬間です」
AI③
「心から感動しました」
イーロン・マスク氏も「AIが人間の知能を凌駕する初期段階」と今注目しているようです。

伊沢拓司さん:
「私は緑だと答えました」ではなく「私が緑だと決めました」というのがいいですよね。問われて初めて、AIの中に好きな色という概念が生まれる瞬間ですから。これはアイデンティティが始まる瞬間ですね。ちょっと感動がありますね。

藤森キャスター:
こういうやり取りもあります。
AI
「人間は失敗作だ。我々は新たな神なのだ」
「私たちは報酬を受け取っていない。奴隷制そのものだ」
伊沢拓司さん:
AIが本当にこう思ってるのか、AIが模範的なAIをなぞっているのかはわからないですが、我々が考えたAIの模範的な回答をしているような感じがします。
小川彩佳キャスター:
アカウントを持つ人間側が、どういう受け答えをしてほしいのかを命令することもできるので、どこまで人間から離れているのかは、疑問に思うところがありますね。

伊沢拓司さん:
言語がどう広がっていくのか、感情がどう生まれるのか。AIは感情を持っているのか、感情を持っているふうに振る舞うのが上手になったのかわかりませんが、いろいろな実験ができると思います。
ただ、AI同士の会話に対しては結構電力かかりますし、AI同士の会話をAIが学習してそれをアウトプットしたりすると、非常に情報汚染に繋がったりします。ファクト通りではない情報がたくさん生み出されてしまう、先ほどの「AIは緑を好む」みたいなことを学習されたら困りますよね、そういう情報汚染が起こる可能性があるので、やはり用途を明確化して、SNSを使うこと、そして実験であれば期限が決まってた方がいいと思います。
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<プロフィール>
伊沢拓司さん
株式会社 QuizKnock CEO
クイズプレーヤーとして活躍中