(ブルームバーグ):米オルタナティブ投資会社ブラックストーンが出資するリフトオフ・モバイルが新規株式公開(IPO)を延期した。人工知能(AI)による事業会社への影響を巡って警戒感が広がり、ハイテク株が急落したことを踏まえた措置だ。
リフトオフの広報担当者が5日に電子メールで送付した声明によると、現在の市場環境を考慮し、上場を先送りする。声明は、ブルームバーグ・ニュースの先の報道を確認する内容だった。
声明で同社は、投資家からの強い関心と高い評価に手応えを感じているとした上で、長期的な構想を実現する上で時期と市場環境が最善のタイミングとなった際に、あらためてIPOを目指すとした。
同社は今回のIPOで最大7億6200万ドル(約1200億円)の確保を目指していた。5日の市場の引け後にIPO価格を決定する予定だった。
ここ数週間には、モバイルアプリのマーケティング事業を手掛けるアップラビンや、ユニティ・ソフトウエアなど、リフトオフと同業の銘柄が大きく売り込まれている。ソフトウエア関連株は、高度なAIツールの台頭によるビジネスリスクが懸念されて急落。アップラビンの株価は年初来で44%下落、ユニティは47%下落している。
リフトオフは、ニューラルネットワークを活用した自前のAI予測モデル「Cortex(コーテックス)」を柱に広告収入を得ている。同社のプラットフォームは、昨年10-12月(第4四半期)時点で1日当たりのアクティブユーザー数が全世界で14億人に達し、1000社超のマーケティング企業に利用されている。
原題:Blackstone-Backed Liftoff Postpones IPO on Technology Selloff(抜粋)
--取材協力:Anthony Hughes、Natalia Kniazhevich.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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