(ブルームバーグ):米国は来週に首都ワシントンで開く同盟国の外相数十人との会合で、レアアース(希土類)の精錬・採掘事業を保護する「価格メカニズム」に関し、同盟国との合意形成を目指す。ヘルバーグ米国務次官(経済担当)が明らかにした。
ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで29日、「鉱物の精錬・採掘事業に携わる人々の価格安定を確保するため、協調して運用できる価格メカニズムに合意する方向で勢いと高揚感が大きく高まる」と指摘。中国による過去に例のない安値攻勢に対抗し、レアアースの供給を確保する上で、価格メカニズムが「鍵を開く」と語った。
中国が昨年、輸出許可制度を導入し、レアアースへのアクセスが断たれる恐れが生じて以降、供給確保を巡り懸念が高まっている。
ヘルバーグ氏は、価格メカニズムに関する協議が来週の会合の「中核的な柱」になると強調。詳細に関する言及は控えたが、「他国の合意取り付けが焦点だ。総力を挙げる」と述べた。
関税は米国の通商政策における主要な手段だが、レアアースは中国の支配力が強く、米国が関税を賦課しても第三国経由での安値流入を防ぎきれない課題がある。中国の優位性をそぐには、中国を排除した市場を創出し、採算を保証する仕組みが不可欠となる。
原題:US to Seek Rare Earth Price Mechanism With Allies, Official Says(抜粋)
--取材協力:Joe Deaux、Eric Martin、Jenny Leonard.
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