今月、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請した米サックス・グローバル・エンタープライゼズは、破産手続きからの再建とコスト削減を目指し、割引店サックス・オフ・フィフスの大半を閉鎖すると発表した。

発表資料によると、仕入れ余剰品などを割引価格で販売するサックス・オフ・フィフスの34店舗で1月31日から閉店セールを開始する。さらに2月2日には23店舗を閉鎖し、営業を続けるのは12店舗にとどまる。割引店ラストコールも全5店舗で閉店セールを行うとした。高級百貨店のサックス・フィフス・アベニューやニーマン・マーカス、バーグドルフ・グッドマンに経営資源を集中させる方針だと説明した。

在庫処分を目的とした閉店セールは、高級品の掘り出し物を求める全米の買い物客を引き寄せる可能性が高い。ただ、高級ブランド各社が大幅値引きによりブランド価値が損なわれないか注視しているため、サックスは値引きが行き過ぎないよう注意する必要がある。

サックスは、支払い遅延で損害を受けた高級ブランドとの関係修復を迫られており、主要ブランドには依然として多額の未払いが残る。破産申請の影響で、TJマックスやマーシャルズなどの割引小売業者が、余剰となった高級品の流入で恩恵を受ける可能性がある。

原題:Saks Will Close Most OFF 5th Stores Amid Bankruptcy (1)(抜粋)

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