(ブルームバーグ):米銀JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、トランプ大統領が提案するクレジットカード金利の上限設定について、米国に「経済的な大惨事」をもたらすと指摘。銀行は多くの米国民に対する与信提供の打ち切りを強いられると述べた。
ダイモン氏は世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)で講演し、同行はこの提案に関する「本格的な分析」を政府に提示する意向だと明らかにした。既に一定の見解を示しているが、「それほど多くはない」と付け加えた。
トランプ氏は今月、クレジットカード金利の上限を1年間、10%に設定するよう求めると表明。1月20日付で発効するとした。ただ、この期限は業界に目立った変化がないまま過ぎた。大統領はこの提案について、米国民の負担軽減を目的とする幅広い取り組みの一環だと説明している。具体策が乏しい中、銀行や決済関連企業は、政権から示され得る追加の詳細に備えようとしている。
銀行側は、金利上限が導入されれば、貸し手は消費者向けの信用供与を大幅に抑制せざるを得なくなり、結果として利用者はペイデイローン(短期の高金利融資)や質屋といった、より高コストで信頼性の低い手段に追いやられると主張している。この提案を巡っては、同様の措置を盛り込んだ法案を推進してきた民主党当局者の一部から支持も出ている。
ダイモン氏は「当社のビジネスは、いずれにせよ生き残るだろう」と発言。「最悪の場合、クレジットカード事業を大幅に縮小せざるを得なくなる」と語った。
原題:Dimon Says Trump’s Card Cap Would Spell ‘Economic Disaster’ (1)(抜粋)
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