大統領がアメリカによって拘束され混乱が続くベネズエラですが、アメリカのルビオ国務長官は7日、ベネズエラを再建するとして3つの段階で進める計画だと明らかにしました。
アメリカ ルビオ国務長官
「ベネズエラの再建について、我々は3段階で計画を進めていく」
ルビオ国務長官は、ベネズエラの国家再建に向けた第1段階は「国の安定」だとして、ベネズエラがアメリカに引き渡す石油を市場で売却し、その収益を「ベネズエラ国民の利益になるよう分配する」としています。
続く第2段階は「復興」と位置づけ、アメリカなどの企業が市場へ公正に参入できるようにすると表明。同時に反体制派の人々の刑務所からの釈放や、国外からの帰国が進み、市民社会の再建が始まるとしています。
最終的な第3段階についてルビオ氏は、「移行となるだろう」とだけ話していて、民主的な選挙による新たな体制への移行を想定しているものとみられます。
アメリカ側からは早速、「第1段階」でベネズエラが引き渡す石油について発言が相次ぎました。
ホワイトハウス レビット報道官
「米国はベネズエラの石油の世界市場への販売再開に向け、制裁を段階的に解除している」
ホワイトハウスは、石油の販売再開に向けベネズエラに科している制裁を段階的に解除していることを明らかにしました。
また、エネルギー長官は、石油の販売を「アメリカが無期限に管理する」との認識を示しました。
トランプ大統領は、ベネズエラが得た石油の収益で、アメリカ製品だけを購入する方針だと表明。「ベネズエラは主要なパートナーとしてアメリカとビジネスすることを約束した」と強調しています。
これにより、ベネズエラが得る資金をアメリカに還流させるほか、ベネズエラが経済面で強いつながりを築いてきた中国やロシアとの関係を断つ狙いもあるものとみられます。
ベネズエラ関与は「数年単位」トランプ大統領が見通し示す 再建には「石油を活用」「切実に必要とする資金を提供」