ウクライナのゼレンスキー大統領は、28日にアメリカのトランプ大統領と会談すると明らかにしました。

会談では、ロシアとの戦闘終結に向けてアメリカ側と協議を進めている「20項目の和平計画」について話し合われる予定で、ゼレンスキー大統領は26日、「和平計画の90%は完成している」と強調しました。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」によりますと、ゼレンスキー氏は戦闘終結に向けた枠組みで合意したいと述べたうえで、ロシアが少なくとも60日間の停戦に同意すれば、東部の領土割譲を含む和平計画全体について国民投票にかける用意があることを明らかにしました。

一方、トランプ氏は「ポリティコ」のインタビューで、ゼレンスキー氏について「私が承認するまでは、彼は何も持ってはいない」と主張。和平計画の協議の進展には自身の賛同が欠かせないとの考えを強調し、主導権はアメリカ側にあるとの立場を示したかたちです。