国境地帯での軍事衝突が再び激化していたタイとカンボジアは27日、停戦に合意しました。

タイとカンボジアの国防相は、27日に会談し、両国が現地時間の正午、日本時間の午後2時から停戦で合意するとの共同声明を発表しました。

停戦が72時間維持されれば、タイ側で捕虜となっているカンボジア兵ら18人が解放されるということです。

また、ASEAN=東南アジア諸国連合の停戦監視団が状況を確認することも盛り込まれています。

両国は今年7月の軍事衝突後、アメリカのトランプ大統領らの仲介で和平合意を結んだものの、今月上旬から再び交戦が激化。

双方で民間人を含む80人以上が死亡したほか、現地に進出する日系企業の工場も停止するなど、影響が広がっていました。

今回の停戦合意によって、緊張の緩和に向かうのか注目されます。